【ピロリ菌】除菌を決意する!

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 ピロリ菌、ご存知ですか?

 50代以上の保菌率が約70%、40代が約35%というとても身近な菌ですが、この菌は時に人を死に至らしめることもある菌です。



ピロリ菌とは?

 ピロリ菌の正式名称は「ヘリコバクター・ピロリ」。「ピロリ」なんて可愛らしいネーミングですが、名前とは正反対にとても恐ろしい菌なのです!

 胃の中に住む細菌で、胃の粘膜にくっつき、毒素を出して胃に炎症を起こします。
 この菌がいると、胃潰瘍や十二指腸潰瘍になりやすく、治っても約7割の方が1年以内に再発します。最近は胃がんにも関係があると言われています。

第一三共株式会社のピロリ菌冊子より

ピロリ菌の感染源は?

 ピロリ菌の主な感染源は「口」から「口」の「口口感染」です。

 抵抗力のない5歳くらいまでの幼少期に汚染された「水」「唾液」「食べ物」から感染すると言われています。

 ピロリ菌は口から入って胃の中に住みつくのです。勝手に体なの中に住むなんて、失礼なヤツですねっ!!

感染源:水

 かなりの高齢でない限り、この感染源には当てはまりません。

 ピロリ菌保菌者の糞からもピロリ菌が発見されていることから、糞についたハエやゴキブリなどが媒介して、井戸水が汚染され、そこから感染するルートです。

 現在の日本は下水設備も整っているので、井戸水から感染することは、かなり少ないそうです。(海外の井戸水からピロリ菌が検出されたことがあるようです)

感染源:家族

 家族の中に保菌者がいると、感染率が上がります。

 とくに「母親」が感染していると子供も感染している率が高くなります。

 今はあまりしない方が多いですが、食べ物を母親が一度食べて「かみ砕いたもの」を子供に食べさせるという「食べ移し」原因の一つと言われています。

ピロリ菌保菌の確認方法

 ピロリ菌が自分の胃に住み着いているか、調べる方法は3つあります。

呼気検査

 「呼気」(息)でピロリ菌がいるか確認する方法です。

 病院で袋に息を吹き込んで、診断薬を服用し、30分後にまた袋に息を吹き込んで検査します。

抗体測定

 血液中や尿中などに存在する抗体の有無で判断します。

 私は健康診断の時、オプションでピロリ菌検査(血液)を行い、陽性反応が出ました。

 ただ、血液検査でピロリ菌陽性反応が出ても、ピロリ菌がいない場合もあるそうです。

便検査

 検便で調べる方法です。感染ルートにもなっている「便」を調べて、ピロリ菌の有無を検査します。

私はどこから感染したのか?

 私は横浜生まれの横浜育ちなので、生まれた時から上下水道はしっかり整備された土地に住んでいました。

 母が以前ピロリ菌検査をした時に「陽性」だったので(母は除菌済み)、もしかして私もかなぁなんて思ってましたが、母曰く「口移しで食べさせたことはない」とのこと。

 水でも家族でもない、、、となると「恋人」かっ!!と思いましたが、ピロリ菌に感染するのは胃酸が弱い5歳くらいまでと言われているので、恋人ではない。ちなみに5歳未満でも「キス」から感染することは「もしかしたら」くらいで、感染率は高くないそうです。

ピロリ菌除菌の決断

 今から3年前の38歳時の健康診断でピロリ菌陽性反応が出ました。

 直ぐに除菌しようと、病院に電話すると、「胃カメラ検査しないと実費(保険使えない)になります」と言われ、「じゃぁいいや。胃カメラ嫌だもん!」と3年間も放置していました。

 しかし、今年の健康診断で「年齢の割には胃が荒れている。ピロリ菌の検査したほうがいい」と言われ、「すでに検査済みで、保菌者です」と何も考えずに伝えると、放置していたことを咎められました。

 胃がんになる確率が20から30倍高くなるそうです。(100倍とも言われているようです)

 胃カメラ嫌だけど、そんなこと言ってられないっ!まだ母も元気なので、先に死ぬわけには行かないっ!!ということで、ピロリ菌の除菌を決断しました!!

次回:ららぽーと横浜クリニックで最先端胃カメラ検査